会長方針

会長 徳田 祐介

令和5年度 会長所信

 

 Challenge Spirits!

~行動こそ青年経済人の力~

 

会長 徳田 祐介

 

はじめに

白山商工会議所青年部(以下、白山YEG)が設立されて30余年の中で、ここ数年は特に新型コロナウィルス感染症によって様々な変革がもたらされました。対面での多くの事業が中止となる一方で、会議ではオンライン会議など便利なツールも増え、私たちは知恵と様々なツールを活用しこれまでと変わらず地域における商工会議所活動の一翼を担ってきました。平成29年度に提出された提言書に端を発し一昨年度より開催されている『いいとこ白山鉄道まつり』は、単年度制の組織でありながら継続して取り組んでいる事業であり正に歴史の積み重ねと言っても過言ではありません。

そして、令和5年度は「日本商工会議所青年部 第43回全国大会 加賀能登の國いしかわ小松大会」(以下、全国大会)が開催されます。石川県商工会議所青年部連合会(以下、石川県青連)においては、推進委員会が発足されて4年、誘致の話にまで遡ると9年もの月日が経ち、ようやくその全貌が見え始めてきました。白山YEGが担当する「エクスカーション部会」と「コミュニティ部会」の推進と昨年度2月の秋田大会から始まったPRキャラバンが今年度の大きな割合を占めてきます。

我々がこれまで行ってきた、そして、これからも続けていく地元地域における活動と全国大会における担い、これらを両立させるのは簡単なことではありません。これまで以上に多くの時間と労力が必要となりますが、メンバー個々の気概と組織力を結集することで白山YEGが更に強固な組織へと進化するまたとないチャンスとなります。令和7年度に迎える北陸信越ブロック大会やその先の活発な地域活動を目指し、青年経済人らしく何事にも『チャレンジ』をモットーに1年間取り組んでまいります。

 

組織力向上

白山YEGは30余年の歴史の中で、組織の運営基盤や構成など活動するに足るものをしっかりと作り上げてきました。本年度の活動の中で必要な大きな要素としては委員会                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      相互の連携であると感じます。定期的に開催される例会や交流会がよりメンバー個々の連携に繋がるものとし、大事なことは継承しつつも新たな発想や着眼点を持って試みこの企画運営にあたります。また、1年の締めくくりになる卒業式ではご卒業生のこれまでの功績を労い、ご卒業生と現役メンバー双方の想いを受け止め合える式とします。

 

地域活性

 一昨年度より『いいとこ白山鉄道まつり』を開催し2年が経ち、平成29年度に白山市へ提出した提言書の内容が実践されることで地域の活性化策は年々そのカタチを帯びてきました。来春開業予定の(仮称)白山総合車両所ビジターセンターによって白山市の鉄道資源に対する期待が高まりを見せる中、我々も昨年度に引き続き『いいとこ白山鉄道まつり2023』を開催します。白山YEGと行政とが手を携え、我々が提唱する「鉄道のまち白山」ブランドの発信と白山市が掲げる観光産業の振興を融合することで、提言書のさらに一歩先へとチャレンジし地域の賑わい創出を更に推進していきます。

 

全国大会

 本年度、全国大会本番となりこれまで準備してきた様々なことが一つの大きな結果として現れます。まずは大会の成功にむけて白山YEGが一丸となり取り組んでいけるように、全国大会の情報を正確に素早く発信しメンバーの意識の共有を図っていきます。また、我々が単会としてこの大会を経験し更にその先へ繋がるものとするために、担当する部会の運営やPRキャラバンの参加など本大会に関わる様々な事業でメンバーが心を合わせ連帯の輪を広げていくことが必要になります。全国大会事業の参加を通じ改めてメンバー一人ひとりがYEG活動の意義をしっかりと認識してこれからの成長に繋げます。

そして、石川県青連メンバーで組織されている全国大会実行委員会においては「エクスカーション部会」と「コミュニティ部会」の担いと各部会への出向、ALL ISHIKAWAの態勢で取組むことで大会成功の一助となるよう努めます。

 

ブロック大会準備

 令和7年度に北陸信越ブロック大会が白山の地で開催予定です。白山YEGは、前身の松任YEG時代に大会を開催していますが、その準備は年々様変わりしているのでしっかりと準備するための委員会とは違う会議体を設けます。正しい情報を収集整理し素早く対応できるように、何を準備しブロック大会に臨むのかを検討し、そして後に設立される「実行委員会」への引継ぎをスムーズに行えるようにします。今の白山YEGメンバーが経験したことのないブロック大会の企画運営となりますが、新たな歴史を開拓するチャレンジ精神のもとしっかりと準備していきます。

 

サマーフェスティバルHAKUSAN

 昨年度のサマーフェスティバルHAKUSANはコロナ対策などを十分に講じて3年ぶりにフル開催となりました。しかし、準備期間が短かったことや当日のスタッフ不足など様々な課題が浮き彫りになりました。それらを解決しつつ、また全国大会の準備と並走し企画運営していけるように会議所本会との協力体制を整え企画委員会の運営体制も新たにし、この難解な局面を乗り越えていきます。

 

ALL白山青年サミット

 本年度で7年目となるALL白山青年サミットは、構成する多くの単会メンバー数の減少による出向メンバーの排出難という大きな問題を抱えています。設立以来、様々な事業を展開しそれぞれの単会メンバーの交流も行ってきましたが、近年ではこの団体を存続させることに大きな力を注ぐような状況です。発足当初に立ち返り、互いが白山市にとって必要不可欠である団体となるべく活動を展開していきます。

 

むすびに

この先も白山YEGが活動を展開していくために、この1年を大きな飛躍の年としていかなければなりません。数年前よりコロナがもたらした負の連鎖は様々な施策や「5類」に見直されるようになるなど大きく緩和される見通しが高まることで転換期を迎え、我々青年経済人本来の行動力が活きるようになります。行動範囲が広がることで、「チャレンジ」する価値があるものが多くなるでしょう。メンバー一人ひとりが目の前にあるものを自分事と捉え主体性を持ち、つまり自身の気持ちを一歩前に進めるChallenge Spiritsを持って1年間共にYEG活動に取り組んでまいりしょう。

 

事業計画

○総務交流委員会

・総会、会員交流会の企画運営

・OB会との交流会の企画運営

・卒業式、卒業祝賀会の企画運営

・全国大会事業の積極的な参加

 

○地域活性化委員会

・『いいとこ白山鉄道まつり2023』の企画運営

・白山市との連携

・YEG大賞のエントリー

・全国大会事業の積極的な参加

 

○全国大会運動委員会

・全国大会の情報発信

・全国大会へ向けた機運醸成

・全国大会事業の積極的な参加

 

○ブロック大会準備会議

・R7ブロック大会に向けた情報収集

・R7ブロック大会実行委員会発足の準備

・全国大会事業の積極的な参加

 

 

 

 


お問い合わせ

【白山YEG事務局】

  白山商工会議所内

 TEL: 076-276-3811

 FAX: 076-276-3812

(営業時間)

 8:30 ~ 17:15 (月~金)